冠婚葬祭は多く経験する事も少なく、何となくのやり方、知識しかお持ちでない方も大勢いらっしゃるでしょう。その中で葬儀の際に行われるご焼香のやり方は、前列の方と同じ方法を真似されているケースが多くあります。
しかし、一番手となる場合はご自身が規範となる必要があるので、やり方をしっかり把握させておきましょう。基本的な方法としては、親指、人差し指、中指で抹香をつまみ、そのまま額の高さまで持ち上げてから香炉に落とします。
この行為を通常では一回から三回行う事が多いです。ご焼香は葬儀の規模や様式によって異なってきます。多いのが立った状態で行う立礼焼香や座ったまま行う座礼焼香となります。狭い会場や自宅で行う場合では回し焼香が用いられる事が多いです。
ご自身で移動するのではなく、焼香炉が順番で回ってくるやり方となります。
お通夜や告別式などの葬儀に参列をした時は、僧侶の読経が終わった後に、死者を弔うために抹香などでご焼香を行います。日本の葬儀は仏式がほとんどですが、宗派によって多少の違いがあります。ご焼香の順番は遺族から行いますが、血縁の濃い人から行うのが一般的です。
遺族の焼香が終わったら、一般参列者が順番に焼香を行います。遺族に一礼をしてから、遺影に一礼をしてから、左手に数珠を持ち、3回程度焼香を行います。ご焼香が終わったら、もう一度遺族に一礼をしてから、退出するようにして下さい。
現代は携帯電話を持たれている人がほとんどですが、電源は切っておくか、マナーモードにしておくのが常識になっています。若い年代の人はお通夜や告別式に出席をする機会が増えるので、きちんとしたマナーを身に付けておくと安心できます。
宗派によって多少の違いがありますから、前の人のやり方をまねておくと良いでしょう。